背景アーティストとは
背景アーティストはキャラやメインアセット以外のものを制作する部署になります。会社によって前後工程が部署でわかれていたりすることもありますが、自分の経験してきた会社ではブロッキング→レイアウト→モデリング、テクスチャ、ルックデブ→(ライティング)→レンダリングまで一通りやることもあります。ライティングはほとんどの場合で部署が分かれているのですが、背景は基本的に制作最初の工程であり、最初の段階でスーパーバイザーへのデイリーやクライアントなどに見せるレンダーは自分で用意する必要があるため、approveをもらうためにライティングやレンダーリングなど最低限の知識は必要とされることが多いです。
デモリール構成
前章で、幅広い知識が求められることを述べましたが、では、デモリールでもその幅広い知識が必要か?というとそうではない。幅広い知識、スキルは働きながら身につけていくことになる。会社に入る前の学生などのデモリールは幅人い知識・スキルよりもクオリティです。もちろん、幅広い知識・スキルが見せれるデモリールはベストです。ただ、知識、スキルを広範囲に広げたことでデモリール・作品のクオリティがおろそかになるのは、就職に不利です。何より時間を無駄にしてしまいます。
- 広範囲の知識・スキルよりもクオリティ
- 最初に見られるデモリールは基本的に減点方式
詳しい背景アーティストのデモリール構成は「最初の海外VFX企業、背景アーティストのデモリールマニュアル」を参照ください。
この記事では、主に作品をどう構成するかをメインにしています。
- フル3DCG
- セットエクステンション
- Digital Matte Painting
求められる英語力
求められる英語力は基本的には、僕の感想では英語力よりも、スキル。というイメージです。もちろん英語力もタスクなど言われたことを理解する最低限の英語は必要ですが。100%理解できなくても、スキルがあり、タスクをこなしてくれるアーティストであれば、コーディネイターやリードが補助してくれたりしますので、英語orスキルで学習時間などに迷いが生じたときは自分は迷いなくスキルにコミットするべきとアドバイスします。もちろん、入社後に英語の学習は続ける必要はありますが、たくさんのミーティングなどをこなせば正直英語力は勝手についてきます。
日本と海外の違い
背景アーティストに関して、日本と海外では一人のタスク量に得に大きく違いがあると思います。カナダの場合、1ステージを作成する場合もかなりたくさんのアーティストが関わります。例えば、モデリングは一つ一つでアーティストがいたり、scatter、レイアウト、ルックデブなどかなり多くのアーティストが関わり、さらに、それぞれのタスク時間もプロジェクトにもよりますが、比較的余裕をもって取り組めます。一方で日本の場合は一つのステージにも3~6人と限られた人数で制作を進行することが多いです。場合によっては、1ステージ一人で制作することもあるので、その分、時間的な面でクオリティにも限界があることが多いです。
給料やその他、お金に関して
海外、特にカナダでの給料は州よって大きく異なります。同じ会社に所属していてもバンクーバー、トロント、モントリオールなどどの地域で所属するかで大きく異なってくることが多いです。それはもちろん、その地域の物価の違いです。この三都市で、モントリオールが一番最安物価でバンクーバーとトロントが同じくらい家賃や物価が高いです。そのため、都市で年俸が違ってきます。自分のいるモントリオールでは
Junior 30K以上
Mid 70K以上
Sinior 100K以上
という感じでしょうか。これは最低の値なのでもちろん平均するともう少し高いです。僕もこれよりももう少し高いです。同じスキルでバンクーバーに移る場合、大体これ+10Kという感じになります。ただ、バンクーバーやトロントの場合家賃相場がかなり高いので、モントリオールからバンクーバーに+10Kで移ったとして、生活水準は下げて生活する必要があると思います。

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